2022年1月27日 『冬虫夏草よ、大志を抱け』その4

 

 冬虫夏草の健康食品としての有効性に関する科学的データで十分に確立されたものは、国立健康・栄養研究所や健康食品の素材情報データベース上ではまだ出ていませんが、冬虫夏草に含まれる「ミリオシン」に免疫抑制効果が見出され、その後の研究開発で多発性硬化症という病気の治療薬に使われたり、昨年、イギリスオックスフォード大学とイギリスのバイオ製薬会社が冬虫夏草の成分の一つである「コルジセピン」由来の抗癌剤を開発しました。

 

この開発途中の抗癌剤は様々なヒトがん細胞株に効果があり、現在、進行がん患者に対する臨床試験が行われています。また、Frontiers in Pharmacology誌に掲載された総説には、冬虫夏草の抽出物には、免疫細胞の活性化や炎症反応の促進を高めて、抗酸化や抗がん、抗老化などの働きを持つことがわかりました。