ドクター嘉陽の部屋

・人生は一日一日の積み重ねです。今日の良い食事と良き想いは良き人生を作ります。明日を煩うよりも、感謝を忘れず、今日一日を大切に生き抜きましょう。 〜どれだけ多くのことを行ったかよりも、そのことにどれだけ心を込めたかです。〜 (マザー・テレサ)
これからも「冬虫夏草」の昆虫に侵入するメカニズムや免疫システムの解明、さらに抗癌剤などの新薬の開発に関わることまで、この未知なる生物に対しての興味は尽きないこととなるでしょう。私の研究でも、日本冬虫夏草と免疫に関わる科学的なデータが出てきております。日本冬虫夏草の遺伝子レベルでの有用なデータを、一臓器ずつ世に出していく所存です。...
冬虫夏草の健康食品としての有効性に関する科学的データで十分に確立されたものは、国立健康・栄養研究所や健康食品の素材情報データベース上ではまだ出ていませんが、冬虫夏草に含まれる「ミリオシン」に免疫抑制効果が見出され、その後の研究開発で多発性硬化症という病気の治療薬に使われたり、昨年、イギリスオックスフォード大学とイギリスのバイオ製薬会社が冬虫夏草の成分の一つである「コルジセピン」由来の抗癌剤を開発しました。 この開発途中の抗癌剤は様々なヒトがん細胞株に効果があり、現在、進行がん患者に対する臨床試験が行われています。また、Frontiers in Pharmacology誌に掲載された総説には、冬虫夏草の抽出物には、免疫細胞の活性化や炎症反応の促進を高めて、抗酸化や抗がん、抗老化などの働きを持つことがわかりました。
こちらの名誉研究者である、薬学博士矢萩信夫先生著「日本冬虫夏草のメカニズム」の本の中で、「生きた動植物に寄生することは、寄生するキノコと寄生される生物がともに免疫機能物質を常に産出していることになるのです。」と記述されています。すなわち冬虫夏草にとっては他の生物体内に侵入することは、免疫によって攻撃されるリスクも大きく、それなりの武器を用意しなければいけないということになります。それは意思というよりも冬虫夏草の「悲しき宿命」と思います。誤解されながらもたくましく常に次の世代を継承するために行っている自然界が認めた正当な生物への侵食なのです。
N.M.I.自然薬食微生物研究所で共同研究をする前の私にとって、キノコと昆虫が合体した奇妙な「冬虫夏草」は未知なる生き物ものでした。 どちらかと言うと「得体の知れないキノコ」「生物界の無法者」のイメージでしかありませんでした。...
今回からエッセイを書くことになりました。N.M.I.自然薬食微生物研究所にて共同研究をしております嘉陽と申します。まさに今現在、日本冬虫夏草のマイクロアレイによる遺伝子発現解析を行っており、皆様に有用な今後の日本冬虫夏草の発展的な基礎データとなる研究をしており、このホームページサイトでもご紹介していく予定ですのでお待ちください。